真空洗浄装置
弊社では銅のコイル材を用いた冷間圧造品を製造しています。
銅は加工油が付着した状態で空気中に放置しておくとすぐに変色してしまいますので、加工後素早く脱脂洗浄を行う必要があります。弊社では洗浄のための設備を完備しております。
洗浄の仕方ですが、炭化水素系の洗浄液を用いて行われます。
洗浄ワークを投入後、洗浄室内の減圧、及び洗浄液の浸漬がスタートし、超音波によってキャビテーション(液体内の圧力差により短時間で泡の発生と消滅が繰り返されること)が起こり、ワークの表面から汚れを落としてゆきます。
次に浸漬槽から上部洗浄室のワークが上昇し、再生洗浄液のよるシャワーが行われ、ワークの温度を下げます。
その後減圧下の状態で洗浄液の蒸気による洗浄を行い、最後に真空乾燥により、ワーク表面に付いた凝縮液を突沸かさせながら乾燥させます。
以上が工程の概略ですが、最近では鉄部品でもコンタミネーション〈金属片、加工油、繊維等の付着異物のこと)に対する清浄度要求が厳しいものも増えているため洗浄アイテムは増えています。また、洗浄工程のみを受けているアイテムもあります。
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